5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【2次】漫画SS総合スレへようこそpart46【創作】

1 :作者の都合により名無しです:2007/01/13(土) 19:22:01 ID:mV/8SDln0
元ネタはバキ・男塾・JOJOなどの熱い漢系漫画から
ドラえもんやドラゴンボールなど国民的有名漫画まで
「なんでもあり」です。

元々は「バキ死刑囚編」ネタから始まったこのスレですが、
現在は漫画ネタ全般を扱うSS総合スレになっています。
色々なキャラクターの新しい話を、みんなで創り上げていきませんか?

◇◇◇新しいネタ・SS職人は随時募集中!!◇◇◇

SS職人さんは常時、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

過去スレはまとめサイト、現在の連載作品は>>2以降テンプレで。

前スレ  
 http://comic7.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1165860392/l50
まとめサイト
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/index.htm


2 :作者の都合により名無しです:2007/01/13(土) 19:23:01 ID:mV/8SDln0

ほぼ連載開始順 ( )内は作者名 リンク先は第一話がほとんど

オムニバスSSの広場 (バレ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/bare/16.htm
AnotherAttraction BC (NB氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/aabc/1-1.htm
上・ドラえもん のび太の超機神大戦 下・ネオ・ヴェネツィアの日々(サマサ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/tyo-kisin/00/01.htm
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/samasa/05.htm
聖少女風流記 (ハイデッカ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/seisyoujyo/01.htm
上・やさぐれ獅子 下・強さがものをいう世界 (サナダムシ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/yasagure/1/01.htm
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1162629937/115-119
上・鬼と人とのワルツ 下・よつばと虎眼流 (名無しさん)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/waltz/01.htm
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1162629937/240-250
Der Freischuts〜狩人達の宴〜 (ハシ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/hasi/03-01.htm
シルバーソウルって英訳するとちょっと格好いい (一真氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/silver/01.htm


3 :作者の都合により名無しです:2007/01/13(土) 19:25:21 ID:mV/8SDln0
戦闘神話 (銀杏丸氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/sento/1/01.htm
バーディと導きの神 (17〜氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/birdy/01.htm
フルメタル・ウルフズ! (名無し氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/fullmetal/01.htm
永遠の扉 (スターダスト氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/eien/001/1.htm
WHEN THE MAN COMES AROUND (さい氏)
 http://ss-master.hp.infoseek.co.jp/kakorogu/43.htm (の218-225から)
『絶対、大丈夫』  (白書氏)
 http://ss-master.hp.infoseek.co.jp/kakorogu/43.htm (の418-424から)
虹のかなた (ミドリさん)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/niji/01.htm
18禁スーパーロボット大戦H −ポケットの中の戦争− (名無し氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1162629937/182-185
オーガの鳴く頃に (しぇき氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/nakukoro/01.htm
ヴィクティム・レッド (ハロイ氏)
 http://comic7.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1165860392/l50 (の184-188から)

4 :銀杏丸 ◆7zRTncc3r6 :2007/01/13(土) 19:28:50 ID:mV/8SDln0
容量わすれておりまことに失礼いたしました…
銀杏丸によるヘルシングSS第二段!作中で一番狂ってる人・少佐のSSでした
カミーユ・ビダンと同じ声とはおもえん狂いっぷりがステキです
早くあの演説を聴きたいものです

>>274
ぶっちゃけ、アーカードって何話すんだろうというレベルで躓くので
多分長編じゃ彼を書くのは難しいです、割とマジで
原作から引用して台詞繋げても所詮パッチワークですし
自分なりの+αをやりたいなぁと思っちゃうとだいぶ難航、難しいものです

>>305さん
インテグラは萌えます
少佐に対してこぶしを震わせながら宣戦布告を受けたり
アーカードにセクハラ発言されて怒り狂ったり
ヘルシング機関という狂った場所にいますが、彼女はきっとまっとうな常識人なんでしょう

>>サマサさん
シンには是非とも熱血漢として頑張ってほしいです…
気が早いですが、次回作楽しみにしてます

>>さいさん
少佐は何から何まで本当に狂っている、というキャラクターなだけに、非常に書きづらかったです
それだけにプロの脚本家のすごさを再認識、おっかねぇ
ヘルシング劇中で一番謎が多く、かつ何も開かされてないだけに、彼のミステリアスさ
恐ろしさを描くににはやっぱりしゃべって貰う事以外思いつかなかった自分の未熟さを恥じ入るばかり

5 :銀杏丸 ◆7zRTncc3r6 :2007/01/13(土) 19:30:03 ID:mV/8SDln0

>>スターダストさん
実はこれを書いていたときは第九を聞きながらだったりします
荘厳なイメージをできるだけ崩さないように投影したつもりですが、はたして巧くいっていたのやら…
なんにせよ、多分に実験要素含みだったのでおっかなびっくりでした
司馬遼太郎のすっと目に入ってくる爽やかな文体は憧れです

>>ハシさん
リップヴァーンの泣き顔は萌えますね。エロイ
おっかなくて強いリップもいいですが、やっぱり彼女はドジっ子ですので、
そんな彼女をはやく見てみたいです
関係ないですが、リプというとリプミラを思い出す長谷川祐一ファンな銀杏丸です

>>ハロイさん
ARMSの中でも最も悲劇性の強いキースたち
結果的に隼人のカマセになってしまった彼ですが、そんな彼の過去、実に興味あります
そういえばゲッターロボの登場人物になんですよね、主人公チームの名前って

>>鬼と人のワルツさん
バキの傍迷惑さ加減は0.5範馬くらいでしょうか?なんにせよやっぱりあの勇次郎の息子だ…
飲村一茶の活躍に期待大です

>>ふら〜りさん
原作ヘルシング8巻をダイジェスト的にまとめてみました
劇場予告をイメージしながら書いていただけに、そういっていただくと非常にうれしいです
不詳銀杏丸、中世日本には明るくないので非常に新鮮な気分で読ませていただいてます

いやはや、まことに失礼いたしました…
では、またお会いしましょう

6 :作者の都合により名無しです:2007/01/13(土) 23:04:52 ID:upyy5nrM0
>鬼と人とのワルツさん
お久しぶり!受験だか就職だか確か人生の大事があったと思いましたが、
無事パスされたようですね。何よりです。
バキに急襲(本人にそのつもりはないでしょうが)されるというのは
どういう事か。まあ、響鬼ですから大丈夫でしょうが。

>銀杏丸氏
多分漫画至上、もっとも長く、そしてもっとも狂っているセリフですな
この少佐の名演説は。カミーユの声か。あんな女声でこのセリフか。
合うのかな?アニメヘルシング知らないけど。
でももう少し、台詞以外に味付けしてくれるともっとよかったかな?

7 :修羅と鬼女の刻:2007/01/13(土) 23:22:43 ID:whjHpRI70
>>前スレ366
大盛り上がりの内に宴は終わり、大和と正成が期待した通り、皆少し元気になった。
そして翌朝。見張りの兵の大声で正成は目を覚まし、呼ばれるままに城壁に上がった。
朝もやの中、城の外に出てたった一人で幕府の大軍と対峙しているのは……
大和だ。昨夜のまま、ほっかむりと化粧と、四本の鍬を手に持って。
「な。何を考えてるんだあいつは!? あんなことをしたら……」
「かかれええええぇぇっ!」
案の定、侮辱されたと思った幕府軍の武士たちが騎馬で突撃してきた。手に手に
槍や薙刀を構え、憤怒の形相で大和に向かっていく。
対する大和は、鍬四本の内二本を、頭上に高く投げ上げて踊りながら跳躍し、
「♪犬が西向きゃ尾は東〜♪」
向かってきた騎馬武者二人の首を、両手の鍬で雑草のように斬り飛ばした。
え? と武者たちが動きを止める。大和は一度着地したかと思うと、またすぐ跳躍して、
「♪オイラが笑うと星が散るっ♪ と!」
左右の足を旋風のように振り回して、左右の武者たちの首を叩き折った。折りながら
持っていた鍬二本を投げ上げ、代わりに落ちてきた二本を受け止め、また跳躍して、
「♪天下の国々栄えあれ〜っ♪」
……こんな調子で。踊りながら歌いながら、四本の鍬を器用にくるくる操って、
ほっかむりと厚化粧の大和が次から次へと武者たちを薙ぎ倒し、討ち取っていく。
片手逆立ちからの蹴り上げで落馬させ、空中前転からの二連踵落としで兜を割り、
その間も鍬を回すことは決して忘れず、踊りも止まらずに。
城内から見ている河内悪党の面々は、ただ呆然。昨日、みんなで酒を飲みながら
大笑いして見てたあの踊りだ。逆立ち跳びに空中前転に、鍬回しに。で、それに
合わせて幕府軍が切り崩されている。大和一人の踊りに手も足も出ずに。
「な、なんだってんだオイ。わしら、あんな連中を相手に怖がってたのか?」
「もしかして、あいつら……弱いのか? それもかなりヒドく」
河内悪党の面々が、ざわめき出した。その気配が幕府軍にも伝わったらしく、
「ええええぇぇいっ! 誇り高き鎌倉武士ともあろうものが、百姓どもに愚弄されて
どうする! もう手段は選ぶな! 絶対にそいつを殺せっっっっ!」
本陣から厳命が飛んだ。武士たちは一旦引いて大和から距離を取ると、
ズラリと並んで弓矢を構えた。

8 :修羅と鬼女の刻:2007/01/13(土) 23:23:23 ID:whjHpRI70
さすがにこれはマズい、と大和は鍬を二本だけ持って後ずさる。と、百本近い矢が
水平に流れる滝のような勢いで、大和に向かって殺到した!
「おととととっ、ちょ、ちょ、ちょっと待っ」
両手の鍬で矢を払って払って、開けてもらった城門から何とか滑り込む大和。
好機! とばかりに武士たちは雄叫びを上げて突撃した。
「よぉし、今だ! あの小僧の退却で奴らは意気消沈してるはず、一気に崩すぞ!」
「応っ!」
「いいか、もう無様な姿を晒すことは許されん! 湯の熱さぐらい武士の意地で耐えよ! 
我らは武士、命よりも何よりも、名こそ惜しむべきぞ!」
逆転必勝を誓って、武士たちは決死の覚悟で鉤縄を投げた。もう、熱い湯が来ようが
沸騰した油が来ようが、絶対に引かない覚悟を胸に燃やして。
一方、城内に引っ込んだ大和はほっかむりをほどきながら、一部の男たちに合図を
飛ばした。男たちは城壁の下の、むしろを被せた何か大きなものの周りに集まる。
「? あれはいつもの、湯を沸かしてる大釜ではないか。なんだ、あのむしろは」
「あはは。ま、見ててよ。細工は流々ってね……陸奥大和の宴会芸、最終幕いくよっ!」
男たちが、釜のむしろを取った。いつも通り、ふつふつと煮立っている。何も変わらない。
が、正成は思いっきり顔をゆがめて後ずさった。
「む、陸奥っ! お前、これ、まさかっっ!?」
城外。城壁を登る武士たちの頭上に、いつもの長〜いひしゃくが突き出された。武士たち
は、もう湯なんか怖くないぞ、歯を食い縛ってうめき声一つ立てずに耐えてみせるぞ、と
決死の覚悟を……
「ぎええぇぇやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
「あどぐぼおおわあああああああああぁぁぁぁぁっ!」
この世のものとも思えぬ絶叫を上げて、彼らは逃げた。あるものは怒りながら、
ある者は泣きながら、意地も誇りも捨てて赤坂城に背を向け一目散に逃げ去っていく。
何だ、何事だと本陣は混乱したがそれもあっという間のこと。涙に濡れて逃げてきた
彼らを見て、いや、嗅いですぐに事態を悟った。
「っっ! あ、あ、あ、あ、あいつらああああぁぁっっ!」

9 :修羅と鬼女の刻:2007/01/13(土) 23:23:55 ID:whjHpRI70
赤坂城内は笑いに包まれていた。昨夜の宴会など比較にならない、爆笑の大渦。
次は俺にオレにと皆でひしゃくを奪い合い、我先に釜の中身をすくって城外にブチ撒ける。
それは何かというと、糞尿。わざわざ肥溜めから汲んできた発酵済みのドロドロの糞尿を、
釜でじっくりと煮込んだのだ。
で、それを誇り高き武士たちの頭上にブッかけた。武士たちの、先祖伝来の甲冑も
父上の形見の名刀も、熱々の湯気が立つクソまみれになってしまう。臭い汚いヌルヌル
気持ち悪い。これで悔し泣きしない男は、もはや武士ではないと言えよう。
なので、武士たちは一人残らずクソ湯気を立てて泣きながら逃げていく。そんな彼らを
昨日までは恐れていた河内悪党の面々、もう大爆笑大爆笑。
部下たちの笑い声に囲まれた正成は、呆れ果てて開いた口が塞がらずにいた。ぽかぁんと。
「こ、こ、こ、こ、こんな、こんなの、アリか。肥溜めから汲んで沸かして、それで
敵軍が総崩れって何だ。味方の士気大上昇って何だ。兵法って軍略って一体何だ?」
「あはは。ま、オレにかかればこんなもんだよ。……ん、何だってお兄さん?
孔明の再来? 張良の生まれ変わり? 何とでも好きに言ってくれていいよ」
「いや、ま、その、何だ。天才と何とやらは紙一重、とはよく言ったものだな。つくづく」
「……えっと。オレ、褒められてるのかな。けなされてるのかな」
悩む大和であった。

そして、この後。
血の涙を流しながら復讐を誓い、川で武具を洗っていた武士たちを、正成の指揮する
河内悪党が奇襲した。甲冑を外して洗っていた、すなわち文字通り裸同然の彼らを
完全武装の奇襲隊が一方的に蹂躙、殺戮。ここでも大戦果を挙げることとなった。
馬上で、敵味方交互に、作法通りに高らかに名乗りを上げてから戦うことしか知らぬ
鎌倉武士たち。そんな彼らにとって、正成たちはもはや卑怯者を遥かに通り越して、
得体の知れぬバケモノのように思え始めていた。
後に、「妖霊星」とまで呼ばれ恐れられる河内悪党。その影に、何とやらで紙一重な
修羅がいたことは記録に残っていない。

10 :ふら〜り ◆XAn/bXcHNs :2007/01/13(土) 23:25:13 ID:whjHpRI70
……史実らしいです。まぁ高齢者介護においても、排泄介助できるかどうかが
かなり大きな比重を占めております故。アレが人間の精神に与えるダメージは
やはり大きいということで。

>>1さん=銀杏丸さん
おつ華麗さまです。スレも40代後半、いよいよ50の大台が見えてきたというところで
2ch自体が不安なことに。これからどうなるかは解りませんが、どうなっても続けて
いきたいですよね。♪この広い2chで なぜ 君と 出会えたの……♪な皆様と共に。

>>ハロイさん
>お前にはセピアの体調を管理する義務がある
なんかこう、いろいろと妄想膨らむ言い方ですな。でも当の本人にはそういう発想が全く
浮かばないと。そこを浮かぶように矯正(?)するのがヒロインたるセピアの役目か? なか
なか険しそうですけどね。などと考えてる間に魔王出現。こっちはこっちで妹がカギの様子。

>>スターダストさん
流石というか。いろんなところでいろんな思惑と行動、権謀術数だったり熾烈激闘だったり
してるのに、一人悠然と彼女へのお土産のこと考えて、その彼女の笑顔を思い浮かべて
いるのか彼は。強く優しく頭が良くて彼女思い、敵にも味方にも礼儀正しく。ほんと完璧。


11 :ふら〜り ◆XAn/bXcHNs :2007/01/13(土) 23:25:56 ID:whjHpRI70
>>さいさん
渋いなぁ。戦友同士、父親と息子、上官と部下。二人を中心にいろんな関係が描かれて
ますが、ただ会話してるだけなのに何だか濃密。映像が浮かぶというより、二人の気持ち
がそのまま伝わってくるような感じで。虐殺描写とは対照的な、こんな文体も巧みですね。

>>ワルツさん(お久しぶりですっっ)
早速やってますな、響鬼さんたち言うところの「人助け」。魔化魍たちは知能とか無さそう
ですし、彼らから見れば刃牙も立派に鬼なんだろうなと思ったり。前にも言いましたが、
刃牙vs鬼たちってのも興味ありますね。弦弟子辺り、切磋琢磨し合える仲になれたりして。

>>銀杏丸さん
また前回に引き続き、テンポが良くてある意味詩的、だけど内容は思いっきり血みどろな
作品。今回のは羅列……じゃなて、列挙がスゴいですね。バリエーション豊富にたくさん。
こういうのを即興でペラペラ言える・スラスラ書ける人はかなり頭いいんだろなと思います。

12 :作者の都合により名無しです:2007/01/14(日) 09:57:27 ID:NxD1Jtso0
鬼と人さんお久しぶりです。バキと響鬼の掛け合いの復活、すごく嬉しいです!

銀杏丸さん、あの名台詞のアレンジ素敵でした。またこういう番外をお願いします。

ふらーりさん、史実織り交ぜで楽しいですな。楠正成と陸奥の活躍期待してます。

しかしふらーりさんの感想を読むと、ふらーりさんが原作を読んでいるかどうかが
すぐわかるwヘルシングは多分、ふらーりさん読んでないなw

13 :作者の都合により名無しです:2007/01/14(日) 16:59:43 ID:QPQZQRnu0
新スレ乙。
ワルツ氏と銀杏丸氏は結構お久しぶりだね
お2人とも好調そうでよかった
ふらーりさんの新作は長くなりそうで楽しみ

14 :作者の都合により名無しです:2007/01/14(日) 20:44:07 ID:NxD1Jtso0
ふら〜りさんにかかると陸奥も可愛くなるなあw
あと、ワルツさん復活お目。
銀杏丸さん、新スレたて&読みきり乙。

15 :ドラえもん のび太の超機神大戦:2007/01/14(日) 20:57:14 ID:EGP4Cfn90
第百話(最終話)「いつものように」

―――いつもの空き地。いつもの五人。いつものように、彼らはそこにいた。
「あの時も同じだったわね、こうしてみんなで集まってて」
しずかが感慨深そうに言った。
「そうそう。ジャイアンが何か面白いことないかー、ってうるさくてさ」
「それで、流れ星みたいなのが落ちてきて―――リルルと再会して、キラに出会ったんだよね」
「そこからあんな大事件になっちゃうなんて、思いもしなかったよね」
「ああ、本当にな。しかし、こうやってると、本当にあの日のまんまじゃねーか?」
ジャイアンが青い空を眩しそうに見上げる。
「今にもあの空から何か落ちてきそうな―――ん!?なんだ、あれは!?」
「え!?」
ジャイアンの声につられて、一斉に空を見つめるのび太たち。
すわ、再び大冒険の始まりか!?
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・何も、ないけど・・・」
そう。変わったことなど、何もない。雲ひとつない、綺麗な青空。
日常へと戻った世界は今日も平和だった。
「はっはっは、悪い悪い。ちょっと脅かしてみただけだって!」
「もー、やめてよジャイアン!・・・ま、あんなことにそうそう巻き込まれてたらきりがないよ。しばらくはトラブル
なんかと関わらずにいたいね」
ドラえもんがしみじみと語ると、ジャイアンがにやっと笑った。
「そういうけどさ、おれの勘だともう一ヶ月もしないうちに新しい大事件に巻き込まれてそうな気がするぜ」
「いやなこと言うなって」
「魔法世界にロボットバトルときたら、三回目は日本昔話あたりが来そうだと思わねーか?」
「微妙に次回作予告ー!?」
どっから電波を受信したんだ。

16 :ドラえもん のび太の超機神大戦:2007/01/14(日) 20:57:45 ID:EGP4Cfn90
「ま、とにかく―――不謹慎な話だけどよ、終わっちまうと、気が抜けちまうというか、なんだか張り合いがないと
いうか―――どうにも刺激が足りない。そうだろう、みんなも」
「え?うん、まあ、そういうのがあるにはあるけど・・・」
そんな皆の反応を見て我が意を得たり、とばかりにジャイアンは力強く頷いた。
「そこで、だ―――このジャイアン様は素晴らしいことを思いついた!」
ジャイアンは懐から一枚のチラシを取り出し、堂々と皆に突き付ける。それはド派手な衣装に身を包んだジャイアン
の写真が添えられた、恐るべき告知であった。

<終戦記念ジャイアンリサイタル・○月×日夜八時・空き地にて開催。
松席千円・竹席八百円・梅席五百円也。乞うご期待!>

「・・・・・・」
ジャイアンを除く全員が冷や汗を流しまくる。
「キラたちや稟さんたちやペコとかみんな呼んでよ、おれの歌でガンガン盛り上がるんだ。どうだ、いいアイデアだろ?」
「・・・・・・」
のび太たちはジリジリとジャイアンから距離を取り・・・一斉に駆け出した!
「死にたくないから、スタコラサッサだぜー!」
「あ、お前ら!どういう意味だ、コラー!」
逃げ回るのび太たち、鬼の形相で追い回すジャイアン。
これもまた、いつものように繰り返される日常の光景。
世界は今日も、実に実に平和なようであった。

17 :ドラえもん のび太の超機神大戦:2007/01/14(日) 20:58:17 ID:EGP4Cfn90
―――そんなこんなで、機械の神々が織り成す鋼鉄の御伽噺は、これで本当に御仕舞。
長い永い戦いを終えて、ひとまずみんなお疲れ様。
願わくば、少年たちにしばしの休息を。
彼らはこれからも、色んな大事件に巻き込まれ―――けれどその度、笑顔で乗り越えていくでしょう。
懸命に真剣に、だけどどこか能天気に、困難に立ち向かう彼らのことを、これからも応援してくださいませませ。

<SUPER ROBOT WARS、AND BLUE CAT、AND FOX> is the END!

18 :サマサ ◆2NA38J2XJM :2007/01/14(日) 20:58:53 ID:EGP4Cfn90
後書き―――
勢いのみで書き始めたこの作品も、ついにこれで最終回。やり遂げた嬉しさと、終わった寂しさで一杯です。
けれど、最後の段落であるように、これからものび太たちの冒険は続きます。
そんな彼らを応援してくだされば、その活躍を綴る者として、それ以上の喜びはありません。
では次回作「のび太の新説・桃太郎伝(仮題)」でお会いしましょう。
ドラえもん的日本昔話、といったところですが、ノリ次第で第二次超機神大戦にシフトチェンジするかもしれません。
いや、さすがに嘘です。
・・・2ちゃんねる残ってるかな(汗)

前スレ286
この設定が日の目を見るとしたら、次々回作ですね(笑)

前スレ305
ラストはあっさりしすぎかもしれませんが、無駄に長くしすぎたので、最後くらいはさっぱりと・・・

ふら〜りさん
キャラクターを好きになってくれた、という意見は一番嬉しいものです。
しかし、次回作のクロス先は新桃だから、初代にアニメ版しか知らなかったらノリの違いに戸惑うかも・・・
新桃、激シリアスなんですよね。フルメタのギャグ短編と長編くらい温度が違う。

前スレ313
種死もいずれ腰を据えて書いてみたい題材です。

ハロイさん
むしろ長編の方が楽だったりします。最初に大まかなプロット決めて、細かいところはその場のノリで・・・
みたいに書いてたので。文量については・・・よくぞここまで書いたと(笑)

インキ・・・銀杏丸さん
少佐かっけー!しかしこの文章を考えた作者はいい意味でイカレてますねw
次回作、すでにプロローグはできあがっています。出来はまあ・・・どうだろ(汗)

19 :作者の都合により名無しです:2007/01/14(日) 22:30:35 ID:NxD1Jtso0
本当ーーーに長期連載お疲れ様です、サマサさん。
ありがとうございましたとしか言いようが無いです。
最後は日常に戻って、また次の冒険に・・って感じでよかったです。

次回策楽しみにしてますよ。
2ch閉鎖ならどうにもならんでしょうがw

20 :WHEN THE MAN COMES AROUND:2007/01/15(月) 03:44:45 ID:zdC6ZnvQ0
防人の言葉を聞いたウィンストンは不意に立ち上がった。
そして新たな煙草をくわえて火を点けると、防人に背中を向けて窓際に立った。
彼の発する“若さ”と“純粋さ”に耐え切れない心持ちだったからだろう。
それは今のウィンストンには眩し過ぎる。
窓の外を見つめたまま、話を逸らすかのように防人に忠告をした。
「ジュードだけじゃねえ……。お前さんらも充分気をつけろ。特に“奴”とは無理に交戦しようとはするな」
“奴”とはアレクサンド・アンデルセン神父の事だろう。
「マシューや火渡はだいぶ息巻いちゃいるが、ハッキリ言ってヤツに勝てるとは思えん……」
「そ、そこまで……」
ウィンストンは息を飲む防人の方へ振り返りつつ、“お手上げだ”と言わんばかりに頭を掻いた。
ボサボサのロングヘアが更に乱れ、フケが落ちる。
「まず、奴の正体がわからねえ。どんな能力を、戦術を使うのかもまったくわからん。
情報部門の記録を洗わせてみたが、目ぼしい情報は何一つ無かった。
わかったのは、奴が35年前には既に存在しているって事だけだ。俺がまだガキの頃から、
あのクソ神父は化物や異教徒を殺し回ってるってこったな」
それが事実だとすれば、かの神父は五、六十代という事になる。
そんな年寄りがいわゆる“神の敵”を誅殺し、カトリック以外のあらゆる組織に恐れられているとは
防人にはどうしても考えにくい。
(何か秘密がある筈だ……。しかもサムナー戦士長はその事に気づいている節がある……)
昨日の作戦会議の際に見せたサムナーの不自然な態度は、防人の心に疑惑を抱かせるには充分だった。

21 :WHEN THE MAN COMES AROUND:2007/01/15(月) 03:45:42 ID:zdC6ZnvQ0
「それに奴に殺された戦士達は、いずれも名だたる歴戦の兵(つわもの)ばかりだ……。
いいか、アンデルセンにはくれぐれも気をつけろ。お前さんらの本来の任務はテロリスト及び
ホムンクルスの殲滅だ。ヴァチカンとの衝突じゃねえ……」
ウィンストンが命じる任務の“正確”な遂行は、防人達の身を案じる思いと合致している。
「わかりました……!」
その時、防人の決意の言葉が終わるのを待っていたかのように、執務室がノックされた。
「失礼します。あ、やっぱりここにいたんですね、ブラボーサン」
扉からヒョイと顔を覗かせたのは、先程まで話題の中心にいたジュリアン・パウエルだった。
「そろそろ出発の時間です。遅れるとサムナー戦士長がうるさいですよ?」
やや小声で忠告するジュリアン。防人を思いやってくれる人物がここにもいた。
先程のウィンストンの話も相まって、防人にはこの少年臭さが抜けないエージェントが
可愛い弟のように見えてしまう。
「どうしたんですか? 僕の顔に何かついてます?」
「フフッ、何でもないさ」
防人は笑いながら、ジュリアンの頭をポンポンと軽く叩く。
185cmの防人と、それより頭一つ以上背の低いジュリアンでは、そんなやり取りもあまり違和感が無い。
「ああっ! ブラボーサンまで僕を子供扱いしてっ! これでも僕はブラボーサンより年上なんですよ!?」
意外な事実を盾にして、ジュリアンは防人に食って掛かる。
「そ、そうだったのか!?」
「そうですよ! 」

22 :WHEN THE MAN COMES AROUND:2007/01/15(月) 03:46:33 ID:zdC6ZnvQ0
じゃれ合う二人の若者の姿は、ウィンストンの胸中に温かさと苦さを同時に生み出した。
“コイツらはこれからさ。そして、きっと大丈夫だ”
“何故、どうして俺は、俺達はこうなっちまったんだろう”
「キャプテン・ブラボー」
ウィンストンは防人をそう呼んだ。
「気をつけて行ってこいよ……」
最後まで指揮官らしからぬ指揮官の言葉を受け、防人は気を引き締めて姿勢を正す。
錬金の戦士としての任務。自身の信じる正義。火渡や千歳ら、共に戦う仲間。ウィンストンの願い。
その背中は決して軽くはない。

「ハイ! 戦士キャプテン・ブラボー、これより出撃します……!」



防人衛、火渡赤馬、楯山千歳――。若き戦士達は、己が使命を果たす為に。

マシュー・サムナー――。全てを知る者は、その全てを抹殺する為に。

パトリック・オコーネル――。黒鉄の銃を抱く闘士は、死を賭した明日の為に。

そして、アレクサンド・アンデルセン――。神罰の地上代行者は、この世の愚者を打ち滅ぼす為に。

それぞれがそれぞれの“目的”を胸に、血塗られた歴史を繰り返す北の地に集おうとしていた。

正義という名の栄えある舞台の上で、狂気という名の三文歌劇が幕を上げる。
戦いの始まり(アルファ)が告げられ、闘いが終焉(オメガ)を迎える。
死が、吹き荒れる――

23 :さい ◆Tt.7EwEi.. :2007/01/15(月) 03:48:03 ID:zdC6ZnvQ0
前スレ305さん
青森じゃなくて仙台なんですよw 描写については皆さんが不快にならない程度に過激にしたいなと。

ふら〜りさん
何だか自分の書き方がおかしいせいか、どんどん錬金チームが一番弱げなイメージになっちゃって
絶賛後悔中です。ここから挽回しなくては。しかし神父……無敵っぽくしすぎた……。
あと会話パートにお褒めの言葉、感謝の極み。

前スレ311さん
ですから私は元々ガイキチだと何度も何度も(ry

前スレ312さん
全年齢板なのでエロスてんこ盛りは難しいですが、「ちょいとエロってないかい」って感じにはなるかもw
百合大好き。

前スレ313さん
書いてる本人もだいぶ狂ってるものでw 狂いキャラ書くのは大好きです。

スターダストさん
確かに三人組は若い。若さゆえの危うさを多分に持っていますが、若さもまた強力な武器なワケで。
あとは何が起爆剤になるか。それは今後のお楽しみ……。
それと協力者=サムナーに驚いてくれたのが作者として嬉しいw

ハシさん
はい、まさしく某鰤です。IRA繋がりなのでちょっと出してみました。
最初はモブキャラのつもりでしたが、何となくサブキャラへ昇格予定です。

24 :さい ◆Tt.7EwEi.. :2007/01/15(月) 03:52:23 ID:zdC6ZnvQ0
ハロイさん
どちらかというと器質的に狂っているより理念に狂っているキャラが好きなもんで。
でも、そういう連中を書くのは難しいです。

前スレ396さん
お気遣いありがとうございます。テンション上がってきました。
んで、このパートは他と同じ続き物です。オリキャラ達の描写が足りないかなと不安でしたが。

前スレ397さん
次回からはダウンタウンも真っ青の“24時間耐久ガイキチバトル”になる事請け合いです。

銀杏丸さん
確かに考えてみれば少佐に関しては何も情報が無いですね。狂気というキャラ立ちだけでここまで
人気を博しているとはヒラコー先生すげえ、って感じです。
自分もあそこまで狂った人間を表現出来るようになれば……。

あとがき
物語はこれで一段落です。次回からは舞台を北アイルランドに移して、バトルに次ぐバトル
……の予定でいます。あとご心配して下さった方々ありがとうございます。もう大丈夫です。

25 :作者の都合により名無しです:2007/01/15(月) 10:32:13 ID:RPaJYxF40
超機神完結ということで、ちょっとサマサさんへの感想量・・というか
感謝が多めになります。さいさんごめんなさい。

>サマサさん
お疲れ様でした。
バキスレ名物のひとつである大長編が終わって、一抹の寂しさを感じますが、
また楽しみは次回作にも続きそうなので、いい終わりですね。
あえて、あっさりとした感じに終わらせたのもいいと思います。
直接ではないにしろ、神界・超機神と次の作品は繋がっているのかな?
ともかく、完結おめでとうございます。

>さいさん
オールキャストが勢ぞろいで、いよいよバトルの連続のハルマゲドンですか。
過激な描写連続の、死者多発の展開になるのかな?
火渡別に死んでもいいけど、千歳はやっぱり死んでほしくないなあw



26 :作者の都合により名無しです:2007/01/15(月) 19:01:54 ID:I1eIqAQ80
サマサ氏本当に乙。ずいぶん長い事楽しませてもらったよ。
神界の中盤くらいまでは荒さが目立ったけど、超機神では
その欠点が個性に昇華したのは素晴らしい。お疲れ様でした。
あなたの事は決して忘れないから。たとえ2chが終わっても。

27 :作者の都合により名無しです:2007/01/15(月) 21:24:57 ID:n7e8AzLZ0
サマサ氏、超機神完結、お疲れさんです。
途中からバキスレ見たんで、前作はまだ読んでませんが早速読んで見ます
本当にお疲れさんでした。新作待ってます

さい氏、いつもサイトの日記ともども楽しみにしてます
今回は集結シーンで量は少ないですが、決戦を期待させるには十分ですな
氏の今後の活躍も期待してます

28 :作者の都合により名無しです:2007/01/16(火) 07:54:06 ID:S22gQOY00
サマサ、サマサ、サマサ!!
……っていうのが懐かしいなあw
お疲れ様でした。桃伝期待してます。


さい氏も、不調から脱したようですな
燃えよペンを参考にして頑張って下さい。


29 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 19:30:59 ID:n1o/pueF0
第三話<そして、外れていく日常>


「おい、のび太、野球やんねえか?」
と、野比のび太に言ったのは、この町一番の暴れん坊でガキ大将の、ジャイアンこと、剛
田武だった。
ちなみに、言われたのび太は、ドラえもんと共にジャイアンのほかに骨川スネ夫がいる空
地の前の道路を歩いていたところだった。嫌そうな顔をしながら、答える。
「やだよ。だって、もしそれで負けたりしたら、『のび太、お前のせいで負けたんだぞ』とか
言ってくるじゃないか。」
というのび太の言ってることは別に言い過ぎではではない。ジャイアンは友達を大切にする
情に厚い一面もないこともないが、その一方で自分の失敗を人のせいにするなどの、自
分勝手な一面もあるのだ。というか、その一面のほうが先ほど言った一面よりも強いだろ
う。それだけははっきり言えた。
しかし、人というのは自分の欠点を言われると思わず逆上してしまう生き物だ。もちろん
ジャイアンだって人間だ。
「……なんだと、そんなに、お前は、俺のことが嫌いか、あぁ?」
と、なんだか一句一句を妙に強調しながら、言って……否、脅迫してくる。
思わずのび太は手を大きく振って誤魔化した。
「そ、そんなことは……」
「あるんだろ、違うか?」
「まあまあ、ジャイアン。」
さっきまで傍観を決め込んでいたドラえもんが、口を挟んだ。
「野球だったら、また今度でもいいじゃないか。第一、のび太くんを誘ったって、多分役に
立たないと思うよ。」
なんだか、すごく人を馬鹿にしてるような気もするが、ジャイアンはその言葉でなんとか怒り
を鎮めたようだ。

30 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 19:34:23 ID:n1o/pueF0
「まあ、のび太なんか役に立つわけないよな〜」
いつの間にか、さっきまで空地の土管の上に座っていたはずのスネ夫が、ジャイアンの後
ろのその年齢にしては巨大な体の後ろに隠れるようにたちながら、嫌みったらしく言った。
思わず腹が立ったので反論しようと思ったが、のび太はそのまま黙ってしまった。スネ夫
の言ったことは反論しようのない事実なのだから。
そこに、のび太の心のオアシスがやってきた。
「のび太さ〜ん。ドラちゃ〜ん、武さん、スネ夫さ〜ん。」
「あ、静香ちゃん!」
源静香。彼女の登場により、先刻まで陰険な表情だったのび太が、急に(もしこの状況
に擬音をつけるなら「ぱーっと」)明るくなった。普段は何時も笑みを浮かべている、整っ
た顔が、なんだか暗くなっていることに気づくまでだったが。
思わず、のび太は口を開いていた。
「ど、どうしたの?」
「あの、実は……」
静香は、一瞬言うのに迷ったようだったが、結局口を開いた。
「誰かに、見られてるみたいなの。家を出てから、ずっと……」
「え……?」
思わず、のび太は呆然とした。彼だけではなく、ジャイアンたちも。
誰かにずっと見られている。つまりそれは────俗に言う、ストーカーという奴か。
「一体、どこのどいつなんだ?」
ジャイアンの言葉に、静香は無言で首を横に振った。つまり、「わからない」という事であ
る。
それにしても、こんな小学生の少女を追いかけるストーカーとは……
「やっぱり変態だろうな……」
と、ドラえもんが言った。
その言葉の返答は、思わぬ所からきた。

31 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 19:38:29 ID:n1o/pueF0
「う〜ん、変態か……それはちょっと心外だね〜……」
「!?」
それに驚いた一同が振り向くと、土管の上に紫の瞳と髪の毛の、背の高いの細身の青
年が、立っていた。先刻まで驚いていたドラえもんたちが睨みつけるが、その視線をも気
にしていないように、青年はまだ続ける。
「ぼくは、一応ロリコンじゃないよ。かといって、熟女専門でもないけどね。」
と笑みを浮かべながら、いかにも軽く青年は言った。何故か、その笑顔と軽口の下に、
何か空虚を、底なしの、なにか深いものを隠しているような気がしたが。
「大体、ぼくの目的は、その子を追いかけることじゃなくて、そこの蒼いネコ型ロボットから
ちょこっと未来の道具を頂戴することだよ。その子を追いかけたのは、その目的を遂行す
るためのただの過程さ。」
その言葉に、五人……特に、のび太とドラえもんが驚いていた。
───昨日話した事件の犯人は、この男───?
ドラえもんは、いつでも道具を取り出せるように身構えてから、のび太たちよりも一歩、青
年の前に出た。
青年は、相変わらず土管の上で、笑みを浮かべているだけである。いや、のび太たちに
手のひらを向けて─────

その手のひらから、紫色の光が放たれた。





32 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 19:47:35 ID:n1o/pueF0
麻帆良学園は、埼玉県に存在している、日本でもCLAMP学園を除けば一番の規模
を持つ学園である。
基本的に生徒は学園都市内に存在している寮に住んでおり、小等部に通っている、十
歳にも満たない子供まで、親のもとを離れて学校に通っている────というのが表の
顔。
明治時代の中盤ころに、魔法使いに創られており、しかも現在も魔法使いによって学園
内の治安が守られている────などといかにも現実感のない話だが、しかし事実であ
り、ほかに説明のしようがない。
んで、その女子中等部の3年A組にて。
このクラスの担任である英語教師、ネギ・スプリングフィールド10歳は、暗い顔で自分の
机から窓の外をぼーっと見ていた。さっきから、大きなため息をつく以外に、まったくの動き
を見せていない。そんな様子を見ていた生徒の皆が、心配そうな顔をして、ネギの顔を覗
き込むが、ネギはまったく反応しない。というか、もう授業の時間なので、さっさと授業を始
めてもらいたいのだが。
そこに、このクラスの生徒である、───髪はオレンジ色のツインテール、そして瞳は両
目の色が違うオッドアイの少女───神楽坂明日菜が、立ち上がった。
「ネギ、ネギ!ちょっと、何ぼーっとしてるのよ!」
と、ペシペシとネギの頭を叩く。背後から、ネギ大好きなショタコンの委員長の抗議が聞
こえてきたが、それは完全に無視した。
「あ、明日菜さん?」
自分が叩かれていることにようやく気づいたネギは、彼女の顔を見上げた。
明日菜は一度ため息をつくと、ネギの耳元に顔を近づけ、ほかの皆に聞こえないように
言った。
「一体、どうしたのよ?また魔法関係?なんだか、エヴァちゃんも茶々丸さんも、ハカセも
いないみたいだし……」
「あ……まあ……はい。」
ネギの返事は、なんだか力がない。

33 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 19:54:51 ID:n1o/pueF0
ネギ・スプリングフィールド。彼は10歳にして(実際のところは9歳だが)ウェールズの魔
法学校を主席で卒業。そして、立派な魔法使いになるための修行として、この学校の教
師をやることになったという、なんだかものすごい経緯を持った少年だ。ちなみに、彼が魔
法使いであることを知っている人物は、明日菜を除いてもすでにこのクラスの半分くらいの
人数にまで及んでいる。魔法使いが一般人に魔法の存在を教えると、罰としてオコジョ
にされてしまうことから、明日菜いわく「もう70パーセントオコジョ」らしい。
それはともかく。ネギの事情を知っている───どころか、魔法使いの世界に足を突っ
込んでしまっている明日菜としては、こういう風にネギが落ち込んでいるのを放ってはおけ
ないのだ。
ネギは、なんとか明日菜に説明しようと、口を開いた。
「実はエ《きーんこーんかーんこーん》
が、授業の終わりのチャイムに邪魔をされて、結局言うことはできなかった。どうやら、ネギ
がぼーっとしていたのは、授業時間約1時間に及んでいたらしい。
「まったく、一体あんたどれくらいボーっとしてんのよ!」
「いはいいはいいはい!ふいまへん!(いたいいたいいたい、すいません)」
さすがに怒った明日菜は、そのままネギのほっぺたをつねり上げた。もはや、彼の事情な
んて知ったこっちゃない。自分の後ろで委員長が文句を言っているが、それは無視した。
そこで、教室のドアががらがら……と開いた。

34 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 20:00:42 ID:n1o/pueF0
「やあ、少し失礼するよ。」
入ってきたのは、長身のナイスミドル……高畑・T・タカミチだった。
「た、高畑先生?」
それに気づいた明日菜は、慌ててネギのほっぺたから手を離す。
さきほどまで明日菜につねられていたほっぺたをさすりながら、ネギは高畑に問うた。
「どうしたの、タカミチ?」
「いや……ちょっと来てほしいんだよ……ああ、明日菜くん、刹那くんも、ちょっといいか
い?」
「あ、はい。」
突然呼ばれた刹那───妙におでこが広い、サイドポニーの背は低く、手に木刀を持
った少女───は、慌てて返事をして、高畑のもとにすぐに行った。
明日菜も、自分が呼ばれたことに驚きながらも、すぐに「はいっ!」と敬礼つきで妙に気
合の入った返事をした。
「うん。じゃあ行こうか。」
それを笑いながら見た後、高畑はそう言いながら廊下に出た。その後に、ネギと明日菜
と刹那がついていく。

35 :『絶対、大丈夫』:2007/01/16(火) 20:06:57 ID:n1o/pueF0
と、とりあえず今回はここまでです。
ちょっと中途半端な気がしますけどね……


>>前スレ164さん
ははは……まあ、とりあえず頑張ってみます……

>>前スレ165さん
もうちょっと早く書けるように、精進します……

>>ふら〜りさん
実は、小狼はこの小説に出てくる味方キャラの中からでも、結構高い戦闘能力の持ち主
です。
まあ、つまりは敵が強すぎるってことですね。

>>サマサさん
超機神大戦最終回、おつかれさまでしたっ!
戯言シリーズ、あとちょいで全部読み終わりそうです。
あとは、ネコソギラジカル(中)、(下)……か。

36 :白書 ◆FUFvFSoDeM :2007/01/16(火) 21:44:58 ID:n1o/pueF0
名前つけるの忘れてた……orz

37 :作者の都合により名無しです:2007/01/16(火) 22:03:29 ID:WZNUSXYd0
白書さんお疲れ様です!
うみにんさんが去り、サマサさんの連載が終わったあと
バキスレ名物のドラ大作はあなたの手にかかってますよ!w

ネギまはちょっとわかんないですけど、ワクワクドキドキの
展開を期待しています。

38 :作者の都合により名無しです:2007/01/17(水) 08:11:44 ID:Ae1KgRlM0
静香ちゃんが麻帆良学園に編入したら面白いかも
ネギたちの魔法対ドラえもんの道具とか面白そうだ

39 :作者の都合により名無しです:2007/01/17(水) 16:43:00 ID:XKQuyGXh0
白書さんは正直、まだまだだと思うけど
キャラクターの使い方とか工夫してて
育っていくと思う

えらそうでごめんw

40 :作者の都合により名無しです:2007/01/18(木) 08:04:09 ID:fKu3drhX0
ハイデッカやミドリさんまだかな〜?
あと今更ながらテンプレに、ふら〜りさんの新作抜けてる。

41 :作者の都合により名無しです:2007/01/18(木) 16:13:36 ID:MufCscgZ0
すいません。他スレにクロマティー高校の神山がデスノート拾ったら
どうなるか、というSS中篇書いたんですけど、こちらに再掲しても
よろしいでしょうか?どうもレスがつかず駄作なのかどうかも判断
出来ません。一応、苦労したんで、反応を見てみたいです。

42 :作者の都合により名無しです:2007/01/18(木) 18:02:13 ID:JwgbBs0T0
>>41
カモンカモン

43 :41:2007/01/18(木) 18:24:07 ID:MufCscgZ0
>>42
ありがとさんです。後ほど、書き込ませていただきます。

44 :修羅と鬼女の刻:2007/01/18(木) 18:33:55 ID:6Dl/bLUB0
>>9
楠木正成率いる河内悪党が、赤坂城にて幕府軍を苦しめていた頃。
彼らほど派手ではないが、護良親王もまた激戦を繰り広げていた。比叡山の僧兵たちを
取りまとめ、自身も積極的に最前線に出て、遠征してきた幕府軍をズタズタに切り崩し、
さんざんに翻弄していたのだ。
幕府軍はそのせいで赤坂城への増援もままならず、ますます苦境に立たされていく。

比叡山延暦寺。平安時代、最澄が天台宗を開いたことで有名な寺だが、いまやここは
護良親王軍の総本部となっていた。
月が雲に隠れ、星も僅かしか見当たらず、墨を流したような闇夜。だが延暦寺周辺は
一晩中篝火が灯され、伝説の猛者・弁慶もかくやと思われる武装した僧兵たちが、
あちらこちらで油断なく警備している。
そんな彼らに守られた寺の最深部、広い寝室にて護良親王は静かに目を開けた。そして、
「……む」
腕の中にいたはずの女がいないことに気付く。彼が目を覚ましたのは、
それとは違う理由なのだが、しかし女がいない理由はそれだろう。
そう思った親王は、傷だらけの熊のような巨躯をむくりと起こして立ち上がった。寝巻き姿
のまま寝室を出て、警備の僧兵たちに声をかけつつ寺からも出て、山の中へと歩いていく。
やがて篝火の明かりが全く届かぬほど寺から離れた頃。突然山の奥から、
「ぅりゃいえぎぇああああああああぁぁぁぁっ!」
刀を手にした黒装束の男が、奇声を発して跳びだしてきた。その装束から幕府軍の
暗殺者だと親王が判断したのと、男の方が親王の存在に気付いて何か言おうとした
のと、親王の横殴りの拳が男の首を百八十度回転させて頚骨を粉砕したのと、
三つがほぼ同時だった。
白く濁った泡を吹いて、男が最期のうめき声を搾り出しながら親王の足元に
倒れ伏す。それを見て、改めて親王は思った。


45 :修羅と鬼女の刻:2007/01/18(木) 18:34:30 ID:6Dl/bLUB0
『この男、幕府が余を殺す為に放った刺客だな。性懲りもなく。だが今の動き、余を
狙ったものではなかったな。むしろ何かから必死に逃げてきたような……やはり、か』
楠木正成のところにいるという少年のように戦の前線に立ってはいないが、その
少年に勝るとも劣らぬであろう凄腕の戦士がいる。親王の身辺警護と敵将の暗殺
において、非常に優秀……というか、少々やり過ぎなほどの蛮勇を奮う戦士が。
おそらく、そいつの仕業であろう。寺の寝室で目を覚ました理由、異様異常な殺気の
正体に確信を得て、親王は更に歩いた。
夜風に雲が流され切れて、月光が山中に降り注ぐ。それを待っていたかのように、
「あら。起こしてしまったようですね」
朝、台所で食事の用意をしていたら子供が起きて来たから振り向いたような。ごく
自然な女の声がした。
白い月の光に溶け込むような白い肌。裾の短い真紅の衣に、新鮮な血を
たっぷりと吸わせて。両手の爪から滴る白濁液は、どの臓物の汁だろうか。
長い紅い髪の少女、勇がそこに立っていた。血まみれで。但し本人は全くの
無傷なので、辺りに転がる惨殺死体たちの返り血だろう。数は十二、三人か。
全員、先ほどの男と同じく、黒装束を身に着けている。肉や骨ごと派手に
裂かれてるので、色の判別は難しいが。
「おそらく、元山賊か何かでしょう。貴方を殺すことで一攫千金を狙ったつもりの。
こんな輩まで拾って使わざるを得ないとは、つくづく鎌倉幕府も堕ちたもの」
勇は、つまらなさそうに言いながら両手を振って血とその他の液体を振り払った。
そして溜息をついてから、親王を見つめる。
「こんな食べ残しのような方々をいくら喰らっても、お腹の足しにはなりません。が、
貴方は別です。此度の戦で僧兵たちの先頭に立ち、幕府軍の兵を虫けらのように
叩き潰す姿を見て以来……そそられていました」

46 :修羅と鬼女の刻:2007/01/18(木) 18:36:58 ID:6Dl/bLUB0
返り血まみれの勇が、笑みを浮かべて屍を踏みしめ、親王に向かって歩き出した。
反射的に親王が、身構えながら後ずさる。すると勇は、
「ふふっ。喰らう、といってもそういうことではありませんよ。寺に戻って身を清めて、
改めて閨で……のことです。妙な想像はなされませぬよう」
心の中を冷たい手で撫で回すような、勇の声。親王は首を降って意識を固め、
動揺を隠すように言った。
「ごほんっ。そ、その、やはりお主、何か存念があるのではないか。でなくばこんな、」
親王は、勇の凄絶なまでに妖艶な視線に射抜かれてうまく声が出せない。
勇はそんな親王の目の前まで歩いてきて、
「わたしは幕府に恨みはなく、また民のことなども考えておりませぬ。ただ、天下の
幕府軍を向こうに回し、お父上の為に戦う貴方の『勇』を、お助けしたいだけです」
勇はその細い腕を、親王の逞しい首に絡める。操られるように、親王も勇を抱きしめた。
勇の美しさと強さ、そして彼女の秘める底知れぬ何かに、恐れつつも縋っているのだ。
天皇の実子という天下随一の血統、並外れた膂力に武術の才能、そして忠実勇壮
な僧兵たち、と三拍子どころか何拍子も揃っている親王。が、源頼朝が立てた鎌倉幕府
という大樹は未だ健在、強大だ。楠木正成と共に引っ掻き回してはいるが、まだまだ
局地的勝利の域を出てはいない。
いつ鎌倉の本軍が来襲して、その圧倒的な兵力でもって押し潰されるか。その恐怖を、
父・後醍醐天皇の為にという思いで押さえ込んで戦っているのだ。怖くないわけがない。
「……大丈夫。わたしが、いつまでもここにおりますわ」
親王の半分以下の体躯の勇が、親王の腕の中で言う。親王はその腕に力を込め、
「大願成就の暁には……父上が天下を取ったその時には、余は晴れて皇太子となる。
すなわち次期天皇だ。勇よ、お前にも相応のことはしてやるからな」
「何もいりません。わたしは、貴方の『勇』をおそばで見届けられればそれで充分」
勇は、背伸びをして親王の首筋に口づけをした。そして軽く歯を立てる。
『そう……貴方の『勇』を、最後の最期まで……』
勇の歯が当てられたところ。その肌の下、肉の中には、温くて弾力のある
頚動脈が通っていた。


47 :ふら〜り ◆XAn/bXcHNs :2007/01/18(木) 18:38:35 ID:6Dl/bLUB0
戦前戦中の日本では、天皇の忠臣・正成は国民的英雄だったそうで。逆賊・尊氏を
うっかり褒めた大臣が、ボコボコに叩かれて辞任に追い込まれたこともあったとか。で今回
の護良親王も、そして新田義貞も正成(天皇)チーム……最後の勝者は孤独だ、尊氏。

>>サマサさん(アスラン&愉快な仲間たち、ペコvsプリムラともお別れ……いつか、また?)
おぉ疲れさまでしたああぁぁっっ!  いつもの空き地にいつもの顔ぶれ、そしてジャイアン
リサイタル。平和な日常の象徴を並べて静かに幕でした。ドラの長編は「主人公チームの
大幅成長or誰かの死」という基本的盛り上げ要素が禁じ手だから難しい、と聞き及びます。
んが、本作を振り返ってみると何回クライマックスに燃えて何度どつき漫才に笑って、何人
の子たち(種族・性別問わず)に萌えたことか。次作も多彩な魅力の大長編、期待してます!

>>さいさん
読者に快感を与える技の一つ。読者が好感を抱いているキャラを別のキヤラに褒めさせて、
「うん、そうだよな〜」と頷かせることだそうですが。今回は「そうそう、奴ぁ普通じゃないから
な〜」と頷いてしまいました私。さぁて読者にここまで思われて、挽回できるか錬金チーム?

>>白書さん
ネギは知りませんでしたがエラい経歴の持ち主ですね。クロウ本人ならともかく、さくら辺り
が肩を並べられる相手じゃなさそう。で、ドラたちにも敵の影が一気に迫ってきたみたいです
が、魔法・超能力に埋もれつつの秘密道具バトルはドラ長編の醍醐味。楽しみにしてます!

>>41
ぜひともよろしくおいでませ! お待ち申しておりまするっ。


48 :クロノート1/12:2007/01/18(木) 19:45:54 ID:MufCscgZ0
〜クロマティー高校、グラウンド〜
林田「…なんだこりゃ?」

〜教室〜
林田「なあなあ、神山、ちょっといいか?」
神山「やあ、林田君。どうしたんだい?」
林田「なんか不気味なノートを拾ったんだが……」
神山「どれどれ…ああ、これはあれだよ、最近流行っている漫画に出てくるノートだ」
林田「へえ、よく分かるな」
神山「そりゃ分かるよ。だって表にデカデカと『Death Note』って書いてある
じゃない」
林田「おお、それなら知ってるぞ。…それそうやって読むのか」
神山「…一応、高校生なんだからそれぐらいの単語は読めるようにしとこうよ」
林田「でも、『D』までは読めたぞ」
神山「それは読めたとは言わない。君は単語までたどり着いていないから。というより
Dより先は読めないのかい?」
林田「ところでさ、アルファベットってなんで『アルファ』っていうのにαが
ないんだろう」
神山「…君って、とことん人の話を聞かないよね。あと、君、本当にそんなこと
話題にしたくて喋ってる?」

49 :クロノート2/12:2007/01/18(木) 19:46:45 ID:MufCscgZ0
林田「そもそもだな、アルファベットって英語で書くと『αβ』なワケだろ。αは
アロンアルファのαだからいいとして、βの『ベット』って何だ?チベットの略?
意味分からねえよ、アメリカ人って」
神山「…すまない。僕には君が何を言っているのかが全然分からない」
林田「いや、だからさ、『ド』はドーナツの『ド』だろ。で、『レ』はレモンの『レ』。
それと同じように、『α』はアルティメットファイトの『α』とかになるんじゃねえの?」
神山「なるんじゃねえの?と言われましても……」
林田「やっぱ覚えにくいよな、英語は。俺、これから先、外国でやっていく自信無いよ」
神山「いや、そんな心配は全然しなくてもしていいと思う。世界はまだまだ君の頭ほど
には混乱していないはずだから」
林田「そうか?ま、そんなことはどうでもいいんだけどさ、」
神山「(…やっぱりどうでもよかったのか)」
林田「なあなあ、神山、このノートって本物なのかな?」
神山「う〜ん、外見はマンガに出てくるのにそっくりだけど…」
林田「試しに誰かの名前でも書いてみるか?」
神山「う〜ん、それはちょっと不謹慎では…」
林田「大丈夫だよ、所詮、マンガの話なんだし」
神山「まあ、それはそうだよね。もし、本物でも不良が一人死んだぐらいじゃ、世間的には
何の問題も無いし。ま、とりあえず無難なとこで北斗の子分君でいってみようか」
林田「…お前、結構酷いよな。しかし、俺は奴の名前を知らないぞ。デスノートって
本当の名前を書かないと効果ないんだろ?」

50 :クロノート3/12:2007/01/18(木) 19:47:28 ID:MufCscgZ0
神山「え、『北斗の子分』でいいんじゃない?」
林田「お前、本当にそれでいいと思っているのか?『北斗の子分』と書いて、それで
マジに通用してしまったら奴の立場はどうなる?」
神山「…ある意味、彼の生死よりもそっちの方が注目に値するよね」
林田「それにさ、いくら不良でも人を書いてしまうってのは人道的にまずいんじゃないか?
手始めにはゴリラ辺りが丁度良いと俺は思うんだが」
神山「う〜ん、それはそれで心が痛むなあ」
林田「人よりはマシだろ。ゴリラと言ったって所詮、人間より頭の悪い
ケダモノなんだしさ」
神山「…確かにそうなんだけど、君がそれを言っちゃうと色々と問題が発生するような
気がする。ねえ、やっぱり止めとこうよ。ゴリラって今は凄く数が減っているみたいだし、
可哀想だよ。大体、命の重さに人も動物もないはずだ」
林田「フッ、命の重さに上下は無い、か…。いいこと言うじゃねえか、神山。ゴリラはうちの
高校内部では着実に増えているが、全くその通りだぜ。…あと、ちょっと気になったんだが、
ひょっとして、お前の中で北斗の子分ってゴリラ以下か?」
神山「林田君、そんなことより問題はこのノートに誰の名前を書くかということだよ」
林田「お、おお、そうか。しかし、人でも駄目、動物でも駄目となると、残るは………」
神山、林田「………!!」

51 :クロノート4/12:2007/01/18(木) 19:48:09 ID:MufCscgZ0
林田「…今、俺らは同じことを考えていたよな」
神山「な、何のことだい、林田君」
林田「隠さなくてもいい。ただ、問題は奴の名前が本当の名前かどうかなのだが…」
神山「ぶっちゃけ、適当に英数字書き殴ったほうがそれっぽいよね。RX-78とか」
林田「確かに。しかし、仮に名前が分かったとしても、彼らのシリーズ全部が停止して
しまったら緊急事態になりかねんな。ちょっとした2000年問題に匹敵しそうだ」
神山「林田君、いくらなんでも『彼らのシリーズ』とか『停止』はまずいよ。
メカ沢君は世界に一台だけのはずだし、彼が機械と決まった訳じゃないんだから」
林田「全てを語ってしまっているような気もするが、確かにそうだな」
神山「でも、他に名前を書けそうな人もいないし…」
林田「…やるか」
神山「…うん。新世界の王とかはどうでもいいけど、彼が人かそうでないか
分かるのならやる価値はあると思う」
林田「…よし、じゃあ書くぞ。メ・カ・沢・新・一、と。どうだ、何か変化はあったか?」
神山「う〜ん、流石にそんなに早くは…」
不良「た、大変だ〜!!」
神山「え、どうかしたの?」
不良「早く、早く来てくれ。メ、メカ沢が倒れた!」
神山、林田「な、何だってー!!」

52 :41:2007/01/18(木) 19:54:06 ID:MufCscgZ0
とりあえず、ここまでで。

>>ふら〜りさん
温かいお言葉ありがとうございます。ふら〜りさんの文章に
比べ、自分のSSの漢字の少なさが気にならないでもないですが、
そこはよしなに。

53 :作者の都合により名無しです:2007/01/18(木) 22:41:34 ID:ugJ4DyEd0
新人さん乙です。(以前、41さんっていたかな?)
林田と神山の掛け合いがいいな。
でも、どこかのスレで「神山がデスノーとを拾ったら」っていうのが
あった気がするw

54 :作者の都合により名無しです:2007/01/18(木) 23:33:14 ID:C+HVTnHA0
>>53
別スレで書いたのを再掲します、って書いてあるよ

55 :作者の都合により名無しです:2007/01/19(金) 08:21:43 ID:qrEAZuW20
>ふらーりさん
以外と博識なふらーりさんに感動w
物語はまだまだ続きそうですが、やっぱり出展通り正成は死ぬのかな?

>41さん
メカ沢にも命はあるのかw
あいつなら死んでも、電池を入れ替えるだけで復活しそうだけどw


56 :クロノート5/12:2007/01/19(金) 18:18:54 ID:evnn+mbE0
不良「こっちだ!」
林田「ほ、本当だ…本当にメカ沢が倒れてやがる…」
不良「さっきまではいつもと同じ様子だったんだ。それが急に…」
神山「容態の方はどうなの?」
不良「…かなりヤバイ」
林田「(…オ、オイ、神山、どうやらあのノートは本物だったみたいだぞ)」
神山「(うん、そ、そうだね。遊び半分でやっていたのが大変なことになってしまった…)」
不良「なにしろ、呼吸が止まっているんだ。これはマズイだろう」
神山、林田「………え、それだけ?」
不良「『それだけ?』とは何だ!脈拍もないんだぞ!」
林田「呼吸、脈拍より先に心臓が存在していることすら怪しいと思うのだが…」
不良「何だと、林田!!」
神山「(林田君、話をこじらせちゃ駄目だ!)ああ、ごめん、あまりの事態に彼も
気が動転していたみたいだ。それで他にモーター以外の故障、いや危険な症状は無いの?」
不良「俺も医者じゃないから、よく分からないが、体も冷え切って、まるで鉄にでも
触っているみたいだ…一体どうすりゃいいんだ!?」
神山「いや、彼の場合、熱を持っている方がヤバイのではないかと」
不良「おお、神山、ひょっとして詳しいのか?」
神山「まあ、家にも一台あるし」

57 :クロノート6/12:2007/01/19(金) 18:19:37 ID:evnn+mbE0
良「それじゃ、教えてくれ。メカ沢の体全体がカチコチに固まっているんだ。
これって、もしかしたら死後硬直って奴じゃないのか?よく見れば、顔色も鉛色、
瞳孔も開きっ放しだ。クソ、これじゃ、まるでロボットじゃないか!」
神山、林田「(それはギャグで言っているのか!?)」
不良「なあ、神山、医者を呼んだ方がいいのかな?注射とかしてもらわないと
これじゃもちそうにないぞ」
神山「いや、注射は意味ないんじゃないかな。第一、彼に針が通るとは思えないし。
ドリルならまだしも」
不良「ああ、そういえば、メカ沢も言っていたな。『俺は静脈が細いから針が通ら
なくて苦労する』って」
神山、林田「(そういうことを言っているんじゃない!)」
神山「まあ、医者を呼ぶにしても、修理屋さんを呼ぶにしてもとりあえず
医務室に運んだ方が良いと思うよ」
不良「大丈夫なのか?重体の患者は動かさない方が良いって言うが」
神山「問題ないでしょ。むしろ中古の機械は叩いてあげた方が直りそうな気がする」
不良「そ、そうか。よし、それなら早速、皆で医務室まで運ぼう!神山、林田、
手伝ってくれ!」
林田「オウ、まかせろ!………グッ、何だ!?」
神山「ゴフッ…なんか車並みに重いんですけど…」
不良「あれだ、気絶した人間の体は凄く重く感じるって奴だな」
神山、林田「(お前らは本当にそれだけで納得できるのか!?)」

58 :クロノート7/12:2007/01/19(金) 18:20:48 ID:evnn+mbE0
〜医務室〜
神山「フゥ、フレディとゴリラのおかげでなんとか医務室まで運べたね」
林田「どう考えても、これ、1トンはあったぞ」
神山「まあ、そんなことよりこれからどうするかだ」
林田「俺には皆目見当もつかん」
神山「そりゃ、そうだよね。大体、あのノートの効果もメカ沢君じゃ、
確認しようがなかったわけだし」
林田「もう面倒臭いから放って置こうぜ」
神山「でも、メカ沢君はどうするの?」
林田「おおかた電池が切れたんだろ。そうでなくても、そのうち山田電気辺りで
別のが安く買えるよ」
神山「き、君って人は…」
林田「そうと決まれば、こんなノートなんか捨てちまおう。はい、おしまいおしまい」
北斗の子分「捨てるんだったら俺にくれよ」
林田「ああ、いいぜ。ほらよ」
神山「あ…君は!」
北斗の子分「フフフ、良いものを手に入れた。名前を書けば人を殺せるノート…、
まさしく俺にうってつけじゃねえか。このノートさえあれば、今まで日陰者だった
俺が北斗さんを超えて、クロマティー高校、いや、全世界の王となることも
決して夢じゃねえ」

59 :クロノート8/12:2007/01/19(金) 18:21:35 ID:evnn+mbE0
林田「クソ、なんて奴にノートが渡っちまったんだ!誰のせいだ!」
神山「大方の責任は君にあると思うよ、林田君」
林田「神山、今は責任を押しつけ合っている場合じゃねえ!おい、返せ!」
北斗の子分「おっと、近寄るなよ。ノートに名前を書くぞ、林田」
林田「ウッ…」
神山「駄目だ、林田君。ノートが彼の手にある以上、うかつな動きは出来ない」
林田「じゃあ、奴をこのまま放っておけと言うのかよ!クソ、せめて奴の
名前さえ分かれば…」
神山「うん、名前さえ分かれば、なんとか打つ手もあるかもしれないね。でも、
彼の名前が簡単に判明するわけないし…」
林田「あ〜、知りてぇ、北斗の子分の名前が知りてぇよ〜」
北斗の子分「………あ〜、ゴホン。お前ら、何だったら名前のヒントぐらいは
教えてやってもいいんだぞ」
神山、林田「いや、そういうのは別にいいよ」
北斗の子分「なんでだよ!話の流れからいっておかしいだろ!」
林田「え〜、だって興味無いし」
北斗の子分「なんだそりゃ!さっきまで俺の名前が知りたいって言ってた
じゃねえか!」
林田「さっきはさっきだ。今はもう興味無いんだよ」
神山「正直、『名前を教えてやる』って態度が見えた瞬間、『死んでも聞いてやるか』
って気持ちにはなったよね」
北斗の子分「お前らって、マジで酷いよな…」

60 :41:2007/01/19(金) 18:29:37 ID:evnn+mbE0
ここまでです。
>>53
>>55
読んでくれてありがとさんです。以降もこの人達のグダグダの会話が
続きますがもうしばらくのお付き合いを。

61 :作者の都合により名無しです:2007/01/19(金) 22:40:14 ID:6vaqTff30
神山って本当にこういうやつだからなw
善人そうでいて一番ヤバいw

62 :作者の都合により名無しです:2007/01/19(金) 22:40:59 ID:MQlnRwEF0
ヤバイwwwww面白いwwwww

63 :作者の都合により名無しです:2007/01/19(金) 23:55:46 ID:FgtjSSM10
ちょwwヤバイくらい原作の雰囲気だww

設定だけ思いついたんだが投下してもおk?

64 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 00:38:19 ID:8mO97ovq0
とりあえず>>57のラストで吹いた。

65 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 02:19:04 ID:849wIIDR0
設定だけ書いてみる。実際書くかは未定。
作品
・ドラゴンボール(ハイスクール編〜ブウ編)
・ARMS(最初から)
・武装錬金(最初から)
・烈火の炎(武術会が終わった後)
・幽遊白書(原作終了後)
・るろうに剣心(京都編直前)
・北斗の拳(南斗の奴らが出る当たり)
・聖闘士星矢(ハーデス戦直前)
・ワンピース(アラバスタ編直前)
・RAVE(キング編終了後)
・デビルマン(開始直前)
・ドラゴンクエスト ロトの紋章
・ドラゴンクエスト ダイの大冒険
・魁!男塾
・その他(ぬーベー等)

これで作品作れませんかね?

66 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 02:21:08 ID:0Mw650QP0
何を言ってるんだお前は

67 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 02:24:11 ID:849wIIDR0
>>66
いや、設定だけ思いついても自分では書けないんで誰か作ってくれないかなぁと

68 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 07:22:15 ID:y3o+9jmRO
甘ったれンな
ココはそういうスレじゃない

69 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 07:56:50 ID:fD8qnhKf0
>41さん
クロ高の中でメカ沢が一番好きなんだ
友達に必ず一人はいそうな奴って感じで親近感がある
死んだままじゃなく活躍してくれるといいな


>>65
続き書きたいのなら、
SSスレを語ろう、でどうぞ。


70 :作者の都合により名無しです:2007/01/20(土) 09:53:22 ID:6/ofoVWw0
それは設定ではないと思うのだが。
この作品のキャラが出てくるSSが読みたいという要望だよなあ…

71 :クロノート9/12:2007/01/21(日) 17:29:52 ID:k+xqZziO0
林田「とにかく、俺の人生にとってお前の名前なんか堺正章の隠し芸並みに
どうでもいいんだ。ノートはくれてやるからさっさと去れ!」
北斗の子分「…な、なんでそこまで言われなくちゃならないんだ。よし、こう
なったら俺も意地だ。今、名前を教えてやるから耳をかっぽじって聞きやがれ!」
林田「神山、耳をふさげ!奴の名前を聞いたら死ぬぞ!」
神山「林田君、勝手に面白そうなルール作っちゃ駄目だよ。ホラ、彼があそこまで
本気になっているのだから、人として名前ぐらいは聞いてあげなくちゃ」
北斗の子分「…神山、お前だけだな、本当に俺のことを理解してくれているのは」
神山「何を言っているんだ、友達として当然のことじゃないか」
北斗の子分「グスッ。そ、そうか。じゃあ、遠慮無く言わせてもらうぜ。俺の
名前は…」
神山「ちょっと待った、北斗の子分君!」
北斗の子分「どうした?神山」
神山「せっかく自分の名前を世に知らしめるのだから、もっとちゃんとした形で
やってみてはどうだい?」
北斗の子分「と、言うと?」
神山「例えば、テレビでやっていた平成の元号みたく、ちゃんと紙に書いて発表
するとか。大体、聞いただけじゃ、漢字が分からないしね」
北斗の子分「なるほど。流石、気配りの男、神山だぜ。え〜と、ペンはあるけど、
紙は何処に…」

72 :クロノート10/12:2007/01/21(日) 17:31:03 ID:k+xqZziO0
林田「ホラ、この紙に書けよ」
北斗の子分「は、林田…」
林田「忘れてくれるなよ、俺だってお前のダチなんだぜ」
北斗の子分「ク、泣かせてくれるじゃねえか」
林田「ほら、どうした。グズグズしていると涙で湿っちまうぜ。さっさと書いちまえ」
北斗の子分「へ、へへ、済まないな…よし、書けたぜ!神山、林田、見てく………う、
どうしたっていうんだ、な、名前を書いた途端、き、急に意識が…」
神山「ほ、北斗の子分君!」
北斗の子分「は、林田、ひょっとしてお前の渡してくれた紙って…」
林田「あ、え〜と、そこのノートから取った奴だけど」
北斗の子分「お前、それってデスノートじゃ…グフッ!」
神山「き、君はなんてことを…」
林田「すまん、北斗の子分!」
北斗の子分「ハァ、ハァ、いや、いいんだ、林田。ひょっとしたら、これも運命って奴
なのかもしれん。おそらく、身分不相応な野望を持ったとき、俺の運は既に尽きていたの
だろう…。ただ、最後に俺の頼みを一つ、たった一つだけ聞いてくれないか?」
林田「もちろんだ。お前の名前以外だったら何でも聞いてやる!」
北斗の子分「…なっ!?」
神山「そうだよ、何でも遠慮無く言ってよ。君の名前以外なら!!」
北斗の子分「て、てめえら…ガク」




73 :クロノート11/12:2007/01/21(日) 17:32:24 ID:k+xqZziO0
林田「…逝っちまったか。最後の最後まで名前に拘りぬいた漢だったな」
神山「うん…古の言葉に『侍は己の名のために命を懸ける』とあるけど、彼こそが
真の侍、ラストサムライだったんだろうね」
林田「『名こそ惜しけれ』か…」
神山「ネットで匿名の誹謗中傷が蔓延る現代。ひょっとしたら、デスノートは己の名に
誇りを持たなくなった日本人に警鐘を鳴らすべく、この世に現れたのかもしれない…」
林田「うむ。しかし、強引にまとめてくれたところを悪いんだが、どうする、この
ノート?」
神山「考えてみたんだけど、やっぱりこんなノートは僕達には必要無いよ。ゴルゴ13じゃ
あるまいし、普通の人間がこんなノートを持っても不幸になるだけだ。北斗の子分君の
死は僕らにそのことを教えてくれたんじゃないかな」
林田「うむ、そうだな。奴の不幸は全く別の所に原因があるにしても」
神山「うん、それでね、このノートはクロ校で一番信頼出来る生徒に預けておこう
と思うのだけど、林田君もそれで異存はないよね?」
林田「おお、もちろんだ。しかし、クロ校で一番信頼できる生徒って誰だ?竹之内?」
神山「ううん、ゴリラ」
林田「…いくらなんでもそれはないんじゃないか?いくら俺らが馬鹿でもゴリラ
より信頼が置けないってことはないだろ」
神山「何、言ってんの。この高校に本当に信頼できる人間なんているワケないじゃない。
大体、君達が今まで何かの役に立ったことって一度でもある?」
林田「いや、ないけど…すいません、ゴリラでいいです」
神山「でしょ?ま、しかし、これで、ようやく一件落着だよね」
林田「ああ。何が落着したんだって気がしないでもないが、これでようやく家に
帰れるぜ」
神山「大丈夫だよ。一月も経てば、学校も元通りに落ち着くさ…って、
林田君、二時間目でもう帰るの?」

74 :クロノート12/12:2007/01/21(日) 17:34:30 ID:k+xqZziO0
〜1ヶ月後〜
林田「お、校門の所にパトカーが来てるぞ」
神山「どうしたんだろう?」
捜査官「生徒の皆さん、今日未明、クロマティー高校内部にキラが潜伏していることが
判明しました。キラの手がかりは『バナナ好き』。『バナナ好き』に心当りがある人は
本部までご連絡下さい」
神山「…バナナ以外に手がかりはないのかな。しかし、『バナナ好き』って、
もしかしたら…」
林田「とにかく、教室まで行ってみようぜ!」
神山「うん!」

〜教室〜
ゴリラ「ウホウホウホ!!」(我はキラなり!!恐れ、そして称えよ!!)」
神山、林田「(あ、やっぱり!?)」
林田「おい、全然、落ち着いていないじゃねえか!どうすんだよ、これ!」
神山「確かに、エラいことになってしまった…、そ、そういえば他にもゴリラは
いたよね、彼らは!?」
ゴリラ(+リボン)「ウホウホウホ☆(キラ、大スキ☆)」
ゴリラ(+メガネ)「ウホ、ウホ、ウホ…(削除、削除、削除…)」
神山、林田「(なんかキャラ分けてる!?)」
林田「う〜む、どうにも収拾がつかなくなってきてるんだが、どう動く、神山?」
神山「とりあえず、他の皆と合流して、なんとかこの事態に対処しなくちゃ…
大丈夫だよね、皆は洗脳なんかされたりしてないよね?」
林田「おい、おい、不良を馬鹿にしちゃいけねえぜ。どいつもこいつも癖者ぞろい。
ゴリラごときに支配などされんよ」
神山「だといいけど…、あ、いたよ。みんなだ!おーい…」
不良「キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!キラ!」
神山、林田「(猿の惑星と化している………)」



死神「ゴリラってオモシロ!」(←オチ)

75 :41:2007/01/21(日) 17:36:04 ID:k+xqZziO0
>>61 >>62 >>63 >>64 >>69

感想ありがとうさんです。
メカ沢君が微動だにしないまま終わったり、北斗の子分が普通に
死んでたりと書きっ放しの部分が気にならないでもないですが、
これにて終了です。>>69さんもコメントしてくれてましたが、
メカ沢君はもう少し活躍させたかったですね。中国人業者にさらわれて、
ニセアイボとして再登場とか。デスノート関係ないですけど。
あと、>>69さん、お約束なので言わしてもらいます。

>クロ高の中でメカ沢が一番好きなんだ
>友達に必ず一人はいそうな奴って感じで親近感がある

神山、林田「(それはギャグで言っているのか!?)」

なにはともあれ読了感謝。 また、どこぞで。

76 :作者の都合により名無しです:2007/01/21(日) 18:43:19 ID:HdzYPkms0
お疲れ様でした!
しょーもないオチ(褒め言葉)でしたが、クロ高面子らしさが出てたSでした・・・
続編期待してます

77 :作者の都合により名無しです:2007/01/21(日) 19:44:20 ID:Dzwg+CjG0
面白かったな
特に神山と林田の掛け合いが本当に本物っぽかった
それまでが面白かっただけけに、ちょっと大オチが弱い気がしたけどw

78 :作者の都合により名無しです:2007/01/21(日) 21:09:29 ID:f0jp6Kf40
面白かったです。
マジで掛け合いが本編の様でしたw

79 :作者の都合により名無しです:2007/01/22(月) 09:47:23 ID:qTmeDYnQ0
こういうのまた書いて欲しいな
いい意味で軽く読めて笑える
しかもちゃんと神山の外道ぶりが光ってるし

80 :作者の都合により名無しです:2007/01/22(月) 20:59:10 ID:SuH4GXbb0

簡単にお金稼ぎ!!!

以下の手順でやれば、無料でお金稼ぎができます。
企業も広告の宣伝になるから、お金をくれるわけです。
最初の1日目で 2000 円〜3000 円 は確実に稼げます。
実際の作業は数十分程度、1時間はかかりません。

(1) http://getmoney.lxl.jp/
   ↑このアドレスからサイトに行く。
(2)げん玉登録サイトに移動するので、
 そこで無料会員登録(応募)をする。
 (その時点で 250 ポイントが貰えます。)
 ※フリーメールアドレスでもOK。
(3)ポイントを稼ぎます。
 懸賞の応募や無料会員登録をすればするほど、
 ポイントが貰えます。
 他にも沢山種類があるので、1日目で
 約 20000 ポイントは GET できます。
(4) 3000 ポイントから、現金や WEB マネーに交換できます。
(5)トップの右上に「交換」という所がありますので、
 そこから交換をしましょう。
 その月に初めてポイントバンクにポイントを移行した時、
 さらに別途として 1000 ポイント貰えます。

これで現金や WEB マネーを稼ぐといいですよ!!!

登録(応募)はこちらから↓
http://getmoney.lxl.jp/

81 :修羅と鬼女の刻:2007/01/22(月) 21:58:21 ID:iQsC19vJ0
>>46
長い長い戦いの末、赤坂城は落ちた。城は見事に焼け崩れ、楠木正成の焼死体も
確認され、一件落着と相成った。
わざわざ濃霧の日に城の中から勝手に火の手が上がった、のは別に不自然ではない。
そういえば戦いの最中、河内悪党の連中が時々幕府軍の死骸を回収してたのは
何の為なのだろうか、というのも考えないことにする。あと楠木正成の死骸、
確かに鎧は正成のものだが少し体格が違うような……も無視する。
心身ともにズタボロにされた幕府の遠征軍は、とりあえず城を落としたということで
帰途に着いた。時を同じくして護良親王軍も散り散りとなり、後醍醐天皇も捕らえて
隠岐に島流しにして、戦は一応決着。幕府はホッと胸を撫で下ろした。
だが今回の戦で、さんざん醜態を晒し威信を落としたのは事実。また、かつての元寇と
同じで戦に勝ったとはいえ敵の領土を奪ったというわけではない。なので出陣を命じた
各地の御家人たちに、褒美を与えることができないのである。
そんなこんなで、日本全国で幕府に対する不満がどんどん高まっていく中。
その高まりを待っていたかのように、楠木正成と護良親王の二人が再起した。親王は
吉野から山伏たちを率いて、正成は金剛山に築いた千早城を拠点に京都へと迫る。
幕府は顔色を失って本軍を派遣、今度は五万に達する大軍が千早城を取り囲んだ。
が、正成は相変わらずの奇策を駆使して寄せ付けない。戦はまたまた長引く一方。
無理な連戦、遠征の強制、前回と同じ事態なので褒美は期待できず。それで相手は
強過ぎて被害甚大。……日本中が、破裂寸前の風船と化していた。

かつて後鳥羽上皇が流されたという由緒正しき流刑の島、隠岐。今は後醍醐天皇
(幕府によって皇位剥奪中)が囚われの身となっている。無論、時が時なので幕府は
厳重な警戒態勢を敷いていた。軍船が近づけば即刻迎撃できるよう準備を整えていた。
が、夜の闇に紛れてたった一人で泳いできた少年は捕捉できず、上陸を許してしまう。
腰の後ろに差した刀を抜くことなく、無手で戦うその小柄な少年に、屈強の武士たちが
易々と薙ぎ倒されていった。
「こ、こいつっ! 単身でここを全滅させる気かっっ!」
「もしやこいつが、あの楠木正成に助力しているという噂の……」

82 :修羅と鬼女の刻:2007/01/22(月) 21:59:51 ID:iQsC19vJ0
そうだよっ、の声と共に少年の脚が、陸奥大和の跳び蹴りが武士たちの首を砕いた。
そして着地する、その地面には既にいくつもの死骸が折り重なっていて、
「動くなっ!」
大和の正面、二十歩ほどの位置に一際大柄な年配の武士が立っていた。どうやらここの
総大将らしい。自身の身長とほぼ同じぐらいの大弓を満月のように引き絞るその姿は、
確かに他の者たちより強そうだ。その矢が放たれれば、それは隼の速さをもって飛翔し、
大岩にも半ば以上突き立つことだろう。
だが大和は動じない。反して、武士の方は額に汗を冷や汗を浮かべている。
「驚いた小僧だな……八岐大蛇にだって勝てそうだ。が、それもここまでと知れ。その
距離から無手では攻撃できまい。今から吹き矢や手裏剣などを構えても間に合わぬ」
「で?」
委細かまわず、大和は歩いて向かっていく。
「そんな弓矢一つで、オレを倒せると本気で思っているならやってみるがいい」
「そ、それ以上動くな! 大人しくしていれば命だけは、」
「無理だね。オレを殺さない限り、オレは止められないよ」
微笑さえ浮かべてどんどん近づいてくる大和を前に、武士は矢を射ることができないで
いた。射るんだ、射ないと殺される……と解ってはいるのだが、体が動かない。
「お、お前は、一体、何者だっっ!?」
「……陸奥」
と、大和が言葉を発したその時。武士の緊張感が限界を越え、半ばヤケクソになって
矢を放った。が、それを大和が見切って掴み取ろうと動くより速く、
「えっ?」
大和の後ろから、大和の脇を駆け抜けて追い抜き、矢を掴んだ……というより、射出の
寸前に矢を握り締めて押さえ込んだ者がいた。その速さと力ももさることながら、
背後からの接近に全く気付かなかったことに、大和は目を見張った。
その者はというと、武士の目の前に立って矢を握ったまま、甘くて高い声で言った。
「遅い弓ですね。見かけばかりで」

83 :修羅と鬼女の刻:2007/01/22(月) 22:01:57 ID:iQsC19vJ0
裾の短い真紅の衣と、紅く長い髪。雪のような肌と人形のような顔立ち。内に秘めたるは
魔が混じっていると噂の血脈。
武士は顔色を失い、魂が抜けていくような声で言った。
「……今なら充分信じられる。反幕軍に天下を転覆させる武力をもつ二人がいると。
楠木正成の陣に、人ならざる修羅。護良親王を守護する、半魔の鬼女……」
言葉半ばで、武士の発声は途絶えた。矢を押さえたままで放った少女の蹴り、勇の足が
武士の金的を突き上げて睾丸を潰したのだ。
激痛のあまり武士は声も出ず、舌が意思に反して喉の奥へと丸まっていき、それが気管
を塞いでしまい苦しいのだがどうにもならず……そのまま窒息。青白い顔をして息絶えた。
「よく喋る方ですね。もっと純粋に戦いを楽しめば良いものを」
言いながら、勇は振り向く。
「護良親王の命により帝をお救いに参りました、勇と申します。貴方は楠木様の?」
「あ、ああ。オレは大和。陸奥大和」
ほう、と勇が小さく息をつく。
「やはりそうでしたか。陸奥圓明流……お噂はかねがね。一手ご指南をお願いしたい
ところですが、今は時が時。後はお任せします」
「って、え? あんたも帝を助けに来たんだろ」
大和に背を向けて歩き出した勇を、大和が呼び止める。勇は振り向いて、
「そのつもりでしたが、伝説の陸奥がおられるのでしたら話は別。安心してお任せ
できますわ。よもやこの先、ここの残兵に遅れをとるようなことはないでしょう?」
「それはもちろん! 陸奥圓明流の歴史に敗北の二字はないっ!」
「でしたらよろしく」
「いや、だから、あんたはどこへ」
にこりと笑って勇は答える。
「今、帝が奪回され、楠木様や親王様たちが更に幕府軍を引きずり回せば、遠からず
全国の武士たちが蜂起することでしょう。貴方は楠木様のおそばでそれをお助け下さい。
わたしは、もう一つの仕事をしに東へ向かいます」
こうして勇は去り、残された大和は後醍醐天皇を救出して本土へ帰還。
これにより、戦の天秤が大きく傾き始めた。


84 :ふら〜り ◆XAn/bXcHNs :2007/01/22(月) 22:04:09 ID:iQsC19vJ0
一時はどうなることかと思いましたが、ほっと一安心。これで明日、あるいは今日中
にでも、どどどどっと押し寄せそうな気が。
で。刃牙をはじめとする各種格闘漫画・小説、そして伝聞などを参考に描写しました
金的攻撃。的確なのかオーバーなのか、はたまたまだまだ足りないか?

>>41さん(以前ここで書かれた41さんとは別の方ですか? だとしたら侮れぬ偶然……)
他の皆様も言っておられますが、確かにこういう気軽に楽しめる短編って最近少なかった
ですよね。会話のテンポが良くて、嫌味にならない程度の心地よい毒もあって。これまた
原作未読だったんですが、漫才感覚で楽しく読めました。ぜひ次回作をば、希求致します!

85 :作者の都合により名無しです:2007/01/22(月) 22:35:35 ID:MAstK0Qw0
クロノートの人、今度は長編よろ

86 :作者の都合により名無しです:2007/01/23(火) 08:23:50 ID:PlVzfkiV0
ふらーりさん乙。
ふらーりさんの書く女の人が好きだ
陸奥は無敗のままでいてほしいな。
たとえ範馬一族相手でも

87 :作者の都合により名無しです:2007/01/23(火) 11:19:35 ID:hb18lWYx0
バキスレで天皇一族が出るのってたぶん始めてだろうなw
今までの趣味に走った作品と違い、ふら〜りさんの真の筆力が試される作品だな。
期待してますのでがんばって下さい。

88 :作者の都合により名無しです:2007/01/23(火) 18:18:25 ID:75dFDzZV0
大和が後醍醐天皇をイカヅチで惨殺したら神

89 :作者の都合により名無しです:2007/01/23(火) 22:19:56 ID:gEIZGgY10
サナダさん復帰祈願上げ

90 :作者の都合により名無しです:2007/01/24(水) 19:10:53 ID:1lMBROEL0


91 :作者の都合により名無しです:2007/01/24(水) 22:26:52 ID:1WX4kCSe0
年末年始好調だったんだけどな

75 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)